今日からあなたも薪割りマスター【節・こぶ付き編】

薪割りテクニック

薪割り好きやねん!かわいです!

普段薪割りしていると、「節」や「こぶ」がある玉切り(以下、節こぶ玉)に出会うことは多いでのではないでしょうか。

私は節こぶ玉に出会う確率はほぼ100%、ありがたいことに毎日出会います。

「節」とは樹木が肥大成長する過程で枝がその幹に取り込まれたもの

しかも、節こぶ玉って
何十回と斧で叩いても割れない
ヒビ一つ入らず刃が弾き飛ばされる

節こぶ玉を割るには相当な時間と相当な体力を必要とするので、本当に辛いですよね。

たった一つの節こぶ玉が割れないだけで、薪割りをやり始めた時には100%あったやる気さえ一瞬で奪われてしまいます。

我が家はそのままの状態で数ヶ月間も放置しており、割ること自体を諦めて庭のオブジェと化しています。

そんな、できれば出会いたくないけど必ずあなたの目の前に現れる節こぶ玉を一撃で割るテクニックを紹介します!

以下の内容は「かわい」の経験を基にした考察になりますので、参考程度として読んでください。

どうして「節」があると割れないの?

斧による力の伝わり方

なぜ節があると割れにくいのでしょうか?

答えは、、、

力の向きが途中で変わるから
これは一体どういうことなのかを詳しく説明していきましょう!

薪割りする方法の一つとして、玉切りした木の断面に対して垂直方向に斧の刃を当てて割りますよね。

そう、みなさんが普段やっている割り方です。

力の進む方向(刃先と同じ向きで見た場合)

斧を振り下ろした際、斧が持っている力(斧の持つ運動エネルギー)が断面に当たった瞬間、その力は直線的かつ放射状に薪の内部へ伝わります。

そして、力が直線的に薪の上部から下部まで突き抜けることで「割れる」という結果になります。

力の方向が変わる

力が直線的に突き抜けることができると綺麗に割れますが、もし力の進行方向に障害物である「節」があるとどうなるのでしょうか?

斧を振り下ろして刃先を断面に当てた時、刃先からの力は直線的に伝わりますが途中の「節」にぶつかってしまい力の向きが変わってしまいます。

そして向きが変わって再び進む時には元の力より弱くなってしまったり、または完全に消失してしまったりして(力が弱まることの詳細についてはここでは触れません)、下部の断面まで力が到達しないため「割れない」という結果になります。

 

さぁ、薪割りでの力の伝わり方を理解したところで、このブログの本題である『節こぶ玉の割り方』をやっていきましょう!

Let’s wood chopping!

節こぶ玉の割ってみよう

まずはどの部分に刃を当てるかを見極める

さて、綺麗に割るためには斧の力が直線的に突き抜けることが大切であると先ほど述べましたね。

実際に割った断面を見てみると、

「節」は幹の中央から外側へ伸びた枝なので、節のある面の反対側はキレイな筋になっていることがよく分かります。

ということは、、、上の写真のように茶色で塗られている範囲の中で年輪を通る線上に刃先を当てることができれば簡単に割ることができます。

このように見てみると選択できる部分は意外と少ないですね。。。

年輪の中央部分を通り、かつ「節」の部分を避けた線上に刃先を当てる

このように割れる場所を見極めることができたら、第一関門突破です!

〜⭐️の部分について〜
「節」に対して垂直方向に刃先を当てれば割れますが、
端をこそぎ落としたよう割り方になってしまいます。

狙った場所に正確に当てる

狙った場所に正確に当てることは本当に難しいです。

きちんと割れる部分を見極めることができたとしても、そこから少しでもズレて当たってしまうともれなく「節」の餌食になってしまいます

狙った場所に正確に当てるテクニックについては下の記事を参考にしてください。

さいごに

今まで後回しにしていた数々の節こぶ玉。

今でも我が家には無数の節こぶ玉が転がっていますが、この記事を書いているとサクッと終わらすことができるのでは?という気持ちになってきました。

みなさんもこれを機に庭のオブジェになっている節こぶ玉を割ってみてはいかがでしょうか?

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